こんにちは、なごや社会福祉士事務所の代表行成ひとみです。
かけつけソーシャルワーカーご利用者様の声をご紹介します。
ご利用者様の声
障害者手帳を納得の上で取得【中区Nさん】
障害者手帳を作ることについて、自分の中で葛藤がありました。
自分は障害者なんだと認めたくない気持ちや、家族や会社に障害があることがバレたらまずいのではないかという気持ちがあって、積極的に障害者手帳を持とうと思えませんでした。
でも、相談員さんが、手帳を持っていることは自分から言わない限り誰にもわからないことや、手帳を持つことで市営交通の運賃が無料になったり、雇用保険や健康保険などのメリットを教えてもらい、納得して手帳を取得したいと思うようになりました。
【ソーシャルワーカーより】
Nさんのように、障害者手帳についてマイナスなイメージを持たれている方は少なくありません。
しかし、障害手帳の取得にはほとんどデメリットはありません。
むしろ、手帳を取得することで経済的に助けとなる支援はたくさんあり、取得してよかったという方が多くいらっしゃいます。
ホームヘルプを利用開始【中村区Tさん】
一人暮らしですが、うつ病で外出や家事がほとんどできず、家の中はかなり荒れており困っていました。
そんな中、相談員さんからホームヘルプサービスや訪問看護などの提案を受け、手続きには時間がかかりましたが、サービスの利用を開始することができました。
荒れていた部屋をヘルパーさんに掃除してもらうだけで、鬱屈していた気分が少し晴れたように思います。
また、定期的に誰かが家に訪ねてくれるようになったので、安心感があります。
【ソーシャルワーカーより】
自立支援医療や障害手帳は比較的認知度が高い福祉制度ですが、障害のある方向けの生活支援サービスについてはまだまだ認知されていません。
医療の場に福祉の専門家が入り、適切なサービスを利用することで、患者様のQOL向上が期待できます。
かけつけソーシャルワーカー活動報告
2019年上半期のご相談を受けて、「経済的な不安」を抱えておられる患者様が非常に多いことを感じています。
もともと働いていた方で休職中であったり、退職して収入のめどが立たないなど、収入の見通した立たない不安の中では安心して治療に専念するのは難しいかもしれません。
医療費の窓口負担額が1割になる自立支援医療をまだ利用されていない方もおられました。
また、お仕事を退職後でも傷病手当金が最大1年半受給できることなど、経済的に患者様を支える福祉制度についても、制度自体をご存じでなかった方や、知っていても詳しい条件ははじめて知ったという方が多くいらっしゃいました。
福祉サービスは申請する所が様々であったり、手続きも煩雑で、制度自体の周知があまりされていないのが現状です。
大きな病院だけでなく、地域のクリニックで患者様のために社会福祉士がお手伝いできることは沢山あると感じています。
今後も生活やお金の不安を少しでも軽減して、患者様が安心して療養に専念できる環境を整えられるようにしていきます。
提携医療機関募集中
なごや社会福祉士事務所では、名古屋市内の心療内科や精神科などのクリニック様に「かけつけソーシャルワーカー」サービスを提供しています。
- 医療と福祉の連携
- 患者様の生活相談
- 福祉制度情報提供
- 年金申請時の提携社労士紹介 など
新規ご利用のお問い合わせは以下まで、お気軽にお寄せください。