こんにちは、なごや社会福祉士事務所の行成ひとみです。

我が家は夫と小学生の息子と猫2匹で生活しています。

これまでは、我が家の非常用持ち出し袋は3.11直後に用意したこともあって、保存水や保存食の賞味期限も切れてしまっておりました。

また、よくよく考えると使いづらい、使いどころが微妙、足りないものだらけ。

それもそのはず、一家3人分をひとつの袋にまとめて詰め込んでいたのと、当時と今とでは必要なものが違う(主に、子ども関係)というわけで、先日の千葉県沖地震を機に内容を考え直すことにしました。

 

我が家の非常用持ち出し袋

旧装備では私一人が息子を前に抱っこして、背中に3人分の内容が入った持出袋を背負って逃げる、と想定していましたが、一人で3人分を背負うのは重すぎます。

それに、息子ももう小学生。自分の分は自分で持ち運べます。

と、いうわけで家族3人それぞれ1袋ずつ、非常用持ち出し袋を準備することにしました。

いかにもな銀色の持出袋ではなく、バックパックを用意。

このバックパックの中に、被災経験のある方がオススメしているものや、今被災したとして必要になると思われるものを詰め込んでいきました。

内容はこんな感じです。(一人分)

  • 500mlペットボトルの水6本
  • アルファ米3食
  • カロリーメイト2箱
  • 煙フード1個
  • 雨合羽1個
  • フェイスタオル1枚
  • ブランケット1枚
  • 下着2セット
  • 軍手1組
  • 簡易枕、耳栓、アイマスク各1個
  • トイレットペーパー1巻
  • 非常用簡易トイレ3個
  • 簡易救急セット
  • お金4千円強(小銭多め)
  • メモ帳、油性ペン、布テープ
  • ウェットティッシュ1個
  • アルコールウェットティッシュ1個
  • 水のいらないシャンプー1個
  • くし、髪ゴム各1個
  • 歯ブラシ1個
  • 古い眼鏡1個
  • ラジオライト(手回し+乾電池)1個
  • スマホ充電器(乾電池)1個
  • 乾電池12個
  • マスク7枚
  • 折り畳みスリッパ1組

※太線のアイテムは防災用品として売られているものです。

 

1週間分の食糧を備蓄

首相官邸のウェブサイトでは、1週間分の備蓄を用意するように呼び掛けています。

大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。

災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~

実際に、南海トラフや中央構造線などの非常に被災範囲が広いと想定されている震災が起きた場合、物流がストップしてしまい、しばらくの間食料や生活用品がお店で購入できなくなる可能性があります。

そのため、家庭内での備蓄が重要になるわけですが、我が家もそれにならって1週間分用意しました。

これは特別な災害用の食糧ではなく、ローリングストックができるものばかりです。

水は2ℓのペットボトル6本パックをベランダに6箱用意。水も普通のミネラルウォーターで。

普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストック法と言います。

ローリングストック法のポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。

トクする!防災

とはいえ、パック米や缶詰食品は普通に生活しているとなかなか食べる機会がなく、賞味期限が切れるまでほったらかしになりがちなので、毎年5月と11月をローリングストック月間と決めました

ローリングストック月間中に、食品や水の消費、書い足し、入れ替えをします。

 

災害時の行動指針をまとめ、共有

今回新しく用意した非常用持ち出し袋に、災害があったときに困らないような行動指針をまとめたカードを作ってぶら下げました。

  • 避難所の場所と行き方
  • 給水所の場所
  • 経口補水液の作り方
  • スマホの節電の方法
  • 災害用伝言掲示板の使い方
  • 連絡を取りたい人の電話番号
  • ライフラインがない状態での生活のヒント など

6枚のカードに情報をまとめて、ラミネート。

非常時こそ慌てず、冷静になることが必要です。災害が起きてから避難所や給水所を探すよりも、あらかじめ被災時に必要と思われる情報をまとめておくと、いざというとき役に立つと思います。

 

いつか来る災害に備えて

愛知県は東南海地震や中央構造線以外にも、濃尾地震という直下型地震がいつ起きるかわからないと言われています。

濃尾地震(のうびじしん)は、1891年(明治24年)10月28日に濃尾地方で発生した、日本史上最大の内陸地殻内地震。
(中略)
これは記録が残っている日本の内陸域で発生した地震としては観測史上最大である

Wikipedia

皆さんも、これを機に災害対策について見直してみてはいかがでしょうか。