こんにちは、なごや社会福祉士事務所の行成です。
最近は毎年大きな災害が起きていますね。
特に大雨による災害が増えている気がします。
今も熊本や岐阜・長野で川が氾濫したり、土石流が発生したりと、大変な中復旧作業に追われている方もいらっしゃると思います。
名古屋の空の下から、皆様の無事と一刻も早い復興をお祈りしております。
防災対策は子どもに聞くべし
さて、自分が生まれ育った地域で生活や子育てをしている方はどのくらいいるでしょうか。
少なくとも私は地元からは少し離れています。
嫁ぐ立場、つまり女性は見ず知らずの土地で子育てをしている方が多いのではないかと思います。
そんな方にはぜひ、今回のような災害が起きるかもしれないとき、小学生以上のお子さんに聞いてみてください。
小学生になると生活や社会の授業の中で、その地域の成り立ちや特性を学んでいます。
毎月のように防災訓練も行っています。
リスクマネジメント系のお仕事をされている方を除き、家庭の中で一番防災意識が高いのが小学生以上の子どもなんです。
ぜひお子さんに今住んでいる地域の成り立ち(歴史)や土地の特徴を聞いてみてください。
私が生まれ育った地域のケース
私が生まれ育ったのは木曽川という大きな川の目と鼻の先です。
小学生のころに、昔から木曽川が度々氾濫していたこと、江戸時代以降の治水工事によってそれがおさまっていること、それでも伊勢湾台風の際には被害が出たことなどを習いました。
また、川の近くなので地盤が弱く、過去には日本最大の直下型地震といわれている濃尾地震の被害にみまわれていて、今、いつその断層が動くかわからない時期だということを習いました。
自分が育っている土地の歴史は大人になった今でも覚えています。
小学校ではそういった大切なことを勉強するのです。
時には実際に地域を歩いて、危険なところはどんなところなのかを知る校外学習をすることもあるでしょう。
日本は自然災害大国です
毎年台風に加え、温暖化の影響で集中豪雨も発生しやすくなっており、また毎年のようにどこかの地域で震度6以上の地震が起きています。
田舎には田舎の、都会には都会の災害リスクがあります。
いま一度、ご自身の防災対策を見直していただき、小学生以上のお子さんがいるのであれば、お子さんに今住んでいる地域の歴史や、学校でどのような防災訓練を受けているのか聞いてみてください。
子どもたちは自然災害大国の最先端の教育を受けています。
地震もこわいですが、水害も全てをさらっていってしまいます。
生まれ育った土地ではない場所で生活・育児をしている方は特に、どうか今住んでいる土地の特色を知って対策をとってください。